レーザー治療について

 レーザーが医療に使用されていることはご存じのことと思います。今や外科手術や眼科手術には欠かせない機器となっています。当院では2003年に歯科専用のエルビウム・ヤグレーザーを導入し、以下のような診療に役立てています。院長は「日本レーザー歯学会」の会員です。 

 

 

① 歯を削る

 

 レーザーによってむし歯の部分を除去し、白い詰め物をするのに使用します。ドリルによる治療に比べて嫌な音や振動も痛みも少なく患者様の負担が軽減します。むし歯治療の最近の考え方では、むし歯になってしまった部分を最小限削除し健全な歯をなるべく多く残すのが良いとされるようになりました。むし歯の部分をピンポイントで除去できるレーザーは非常に有用です。

 

 

② 歯周病をなおす

 

 歯周病による腫れは痛みもありつらいものです。歯肉の腫れている部分にレーザー照射をしますと、腫れが軽減します。これはレーザーの優れた殺菌蒸散作用によります。

 

 

③ 口内炎をなおす

 

 お口の中に白い斑点のようなものができてしみて痛いのは多くの方が経験されることです。これは「アフタ性口内炎」と言いますが、レーザー照射することにより非常に効果があり通常1回の治療で痛みはなくなります。

 

 

④ 歯肉の黒ずみをなおす

 

 皮膚科や美容外科でシミをレーザーで治すことはご存じのことと思います。これと同じ方法で歯肉の黒ずみを除去することもレーザーで可能です。歯肉の下の層にあるメラニン色素をレーザーで除去し黒ずみを取るのです。2,3回の照射できれいになります。でも、大人の方に見られる歯肉の黒ずみの原因の多くはタバコによるものですからやはり禁煙は大切ですね。

 

 

 

 

 エルビウム・ヤグレーザー照射機デントライト(HOYAフォトニクス株式会社製)